計算方法と根拠

基準年=100とは

統計局の消費者物価指数のページは、基準年の物価を 100 として、その後の各時点の物価を比べた値が指数だと説明しています。基準は 5 年ごとに改定され、2026 年 8 月に 2025 年基準へ切り替わりました。

換算の式

旧基準の指数 x を新しい基準年=100 に置き換えるには、新しい基準年の指数 b(旧基準での値)で割って 100 を掛けます。換算後の指数 = x ÷ b × 100 です。統計局の接続も、旧基準と新基準の年平均指数の比で過去の指数を換算するものと説明されています。

計算例

架空の数値で、旧基準の指数が 108.6、新しい基準年の指数(旧基準)が 104.3 のとき、108.6 ÷ 104.3 × 100 ≒ 104.12 です。比べたい時点が 112.4 なら 112.4 ÷ 104.3 × 100 ≒ 107.77 で、2 時点の変化率は旧基準でも換算後でも約 3.50% です。

変化率は変わらない

同じ数 b で割る換算なので、2 時点の指数の比(変化率)は変わりません。なお統計局は、基準改定のときの前年同月比などの変化率は接続で再計算せず公表された値を使うとしています。

使っている式

計算式
名前やっていること式
換算後の指数旧基準の指数を、新しい基準年の指数で割って 100 を掛けた値です。newx = x / b * 100
比べたい時点の換算後の指数比べたい時点の指数も同じ式で換算した値です。newy = y / b * 100
換算後の指数(新しい基準年=100)(結果)新しい基準年を 100 としたときの、換算したい時点の指数です。newx
新しい基準年との差(換算後の指数−100)(結果)新しい基準年から何ポイント上下しているかです。newx - 100
比べたい時点の換算後の指数(結果)比べたい別の時点の換算後の指数です。newy
2 時点の変化率(旧基準のまま)(結果)旧基準の指数で計算した、換算したい時点から比べたい時点への変化率です。x が 0 のときは計算できません。(y / x - 1) * 100
2 時点の変化率(換算後)(結果)換算後の指数で計算した変化率です。基準年を変えても同じ値になります。(newy / newx - 1) * 100

式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。

設定値(定数)と出典

この計算では、税率や料金表などの外部の設定値は使っていません。数学的な定義の式だけで計算しています。

入力できる範囲

入力項目
項目範囲初期値
換算したい時点の指数(旧基準)0.001〜100,000108.6
新しい基準年の指数(旧基準での値)0.001〜100,000104.3
比べたい別の時点の指数(旧基準)0.001〜100,000112.4

結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。

ご利用にあたって

  • 式は「新しい基準年の指数で割って 100 を掛ける」定義にもとづく独自の計算です。統計局のページに接続係数の式は載っていません。公表された接続指数とは丸めの違いで差が出ることがあります。
  • 分類指数ごとの接続や、連鎖方式の指数のリセット(毎年 12 月=100)は扱いません。公式の指数は統計局が公表する値を使ってください。
  • 入力した数値の出典や正しさは確認しません。統計や契約・補償の金額の判断の代わりにはなりません。